忠霊塔とは、国難に殉じた戦没者を慰霊・顕彰するため、戦中・戦後に建てられた建造物です。
その名称や形状、当時の建立の経緯や、現在の維持管理の主体などは地域によって様々ですが、遺族の高齢化や慰霊碑自体の老朽化等により、保存していくうえでの課題は多いのが現状です。
高知県遺族会では、忠霊塔等の慰霊碑建立の経緯や敷地の所有者などの実態を把握するため、各市町村や県下各地の地区遺族会に協力を求め、平成25年度から調査を行い、各所より報告していただいた内容をまとめています。
高知県内にある忠霊塔や慰霊碑等は、おもに昭和の旧市町村単位で存在しているため、私たちにとって、とても身近な戦争遺跡といえるでしょう。