高知県遺族会青年部(次世代の会)部長就任あいさつ
今年で終戦から74年。
そして、高知県遺族会は昨年、創立70周年を迎えました。
この70年を超える歳月の流れは、遺族会活動の中心となってきた遺児世代の高齢化とともに、先の大戦の記憶を風化させようとしています。
改めて今こそ、戦いの記憶が薄れるなか、遺族会活動を引き継ぐ中で、あの戦いの起こりから悲惨な戦闘と終結、そしてその後の生活までを改めて学び、語り継いでいくことが大切なことではないでしょうか。
そして、多くの方々の努力により、つくり上げられた平和な生活を、どのように守り続けていくか、私たちひとり一人が考えていくべきことだと思います。
今、遺族会の組織運営が大きな転換期を迎えています。
これから、我々次の世代の担い手が、遺児の世代から活動を引き継ぎ、果たしていく役割は、大きなものがあると思います。
先人が取り組んできた遺族会の活動を引き継ぎ、新たな時代へ遺族会を推し進めていきたいと思います。
一方で、私たちはまだまだ仕事に家庭にと、手が取られているのも正直なところです。
私自身、まだ遺族会活動に浅く、十分な活動が出来るかどうか自信がない状態です。
どうか本会の役員の皆様、各地域のご遺族の皆様には、今後とも孫、ひ孫世代の我々を見守りながらご指導を頂きますようお願い申し上げ、私からの部長就任の挨拶とさせていただきます。
宜しくお願い致します。
平成31年3月25日
青年部(次世代の会)
部長 黒川 真介