ここ具志頭の丘は 第二次世界大戦の戦跡であり我が郷土出身戦没者にゆかりの深い土地としてまた隣接地はかつて津村久重氏が慰霊塔を建立したところでもあり今次大戦に散華された勇士の霊を弔うにふさわしい所として 英霊の残された崇高なご精神を讃えるため 全県民の浄財と郷土産の石材をもって 土佐の塔を建てます。
この塔が世界悠久の平和につながり民族永遠の繁栄をもたらすことを希ってやみません。
茫洋たる大洋、紺碧の空
そして孤島に散華せられた英霊よ
安らかに鎮まりませと祈りつゝ この塔の由来を記します。
昭和四十一年十一月
高知県知事 溝渕増已
高知県戦没者慰霊土佐の塔建立期成同盟会長
高知県議会議長 宮本 迪
合祀者数
沖縄戦戦没者 832柱
南方諸地域戦没者 17,713柱
合 計 18,545柱
郷土産の石材
高知県が誇る清流「仁淀川」から運んだ青石。
吉田茂 元総理大臣の揮毫により「土佐之塔」と刻まれいている。
高知県の方角を望んで建立されている。
所在地
沖縄県八重瀬町字具志頭