【レポート】具同地区忠霊塔清掃と幡多支部との交流会

大きな第一歩! 
具同地区忠霊塔清掃活動・幡多支部との交流会開催!
令和2年11月7日


青年部副部長(香南香美支部)
 中岡 美佳 記 

 

11月7日、具同地区忠霊塔清掃活動と幡多支部との交流会を行いました。


忠霊塔の清掃については、青年部活動企画メンバーで何か青年部としての活動が出来ないかを話し合った際に、真っ先に上がったのが各地区の忠霊塔についてでした。

 

どこの地区も遺族の高齢化にともない、忠霊塔の維持管理や清掃が出来る方が少なくなっているという現状を聞き、少しでも青年部が関わっていくことが出来ればと検討を重ね企画したものです。

 

また、私達青年部が忠霊塔の清掃に伺うことで地元の方々と交流し、仲間作りが出来ればとの思いもありました。

 


清掃当日の7日は朝からあいにくの雨模様。

持参物も日除け対策から雨除け対策に変えて護国神社をバスで出発しました

 

青年部として初めてと言える活動。

良い活動になればとの期待を胸に、バスに揺られて四万十市へ。

 

集合場所のフジグラン四万十の駐車場にバスが着くと、既に具同地区遺族会長の久保さんをはじめとする地元の方々や車で直接来られた方々が到着を待ってくれていました。

 

初めてお会いする方と挨拶を交わした後、近くにある忠霊塔に向かいました。

 

 

小高い丘にある具同地区の忠霊塔。

 

にぎやかな集合施設のすぐ近くなのに、石段を登って行くと、まるで別世界のように厳粛なたたずまいの忠霊塔が姿を現しました。

 

 

その頃には雨も止んでおり、私達が訪れた事を喜んでくれているように感じました。

 

 

黒川青年部長の挨拶と久保遺族会長から忠霊塔の説明の後、全員で清掃を始めました。

 

今回の参加者の最年少は戦没者のひ孫、幼稚園年長の磯野万葉君。

 

万葉君も一緒に、落ち葉を掃き、草を引くなどして黙々と作業をしていくと、忠霊塔は見る見るうちにきれいになりました。

「清掃をすると心まできれいになった感じがする。」と黒川部長が言うように、汗が心地よく清々しい気持ちになりました。

そして地元の皆さんに「きれいになった。」と喜んでいただいたのが何よりだったと思います。

 

 

 


清掃の後は新ロイヤルホテル四万十に場所を移し、幡多支部の皆さんと交流会を行いました。

 

交流会にはご多忙にもかかわらず山本幡多支部長と桑名龍吾県議にご出席いただきました。

 

山本支部長よりは幡多支部の状況について、桑名県議には県議会本会議での慰霊碑維持管理についての質問・答弁をご報告いただきました。

 

 

その後は、限られた時間の中でしたが、活発な意見交換が行われ、地区が抱えている問題点や各々の遺族会の事業についての思いを語り合いました。

 

どこの地区も、いかに次につないでいくかが大きな課題であるように思われ、私達青年部が大きな役割を担っていると感じました。

 


帰りのバスの中は、いつの間にか次回の清掃活動についての話し合いの場となっており、青年部のライフワークにして行こうと気持ちを新たにしました。


そして、今回元気いっぱい参加してくれた磯野万葉君が将来成人となった時に「僕が年長の時に青年部の清掃活動が始まった。」と説明してくれる日が来るように、末永く継続して行きたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020年11月07日